こども園の思い

更新日:2024年03月01日

一貫教育ビジョンに掲げている3つのはぐくみたい力「学び続ける力」「かかわりあう力」「ふるさとを愛する心」は、その年齢だけで身につくものではなく小さい頃からの生活や遊び、学習の中でつながり成長していくものと考えています。

未来を担っていく子ども達が自ら課題を見つけ、自ら考えて行動できるよう、一人ひとりの子どもの発達過程をしっかりと見て・守る、そして発達に応じた適切な援助をする「見守る保育*(下記参照)」に取組んでいます。また、かけがえのない子ども達一人ひとりを尊重し、子どもの権利を保障する教育・保育を実践していきます。

はぐくみたい力を育てるために、こども園で大切にしていることを紹介します。

 

 

 

「見守る保育」: 親の代わりに何かとやってあげる乳児保育や何かを教えようとする認知優先の保育から、現在は子ども自ら発達していくための環境をつくる保育へと転換しています。

見守る保育で、「見る」とは「観察し判断する」という意味で、「守る」とは「子を援助し発達を助長する」ことです。みんなで子ども達の発達を見守ります。

 

自己決定

子ども達は、好きなこと、選んだこと、自分で決めたことには、最後までやろうとする姿があります。

小さい時から保育の中で無理のない選択や自己決定の場を多く持てるようにしていきます。自分でやってみることで、自分への理解も深まります。やってみてできなかったり、失敗したりしても繰り返し挑戦したり、他の方法を考えたりできるよう、話し合いをサポートしていきます。

人は人とかかわりあって体験したことが学びにつながります。

「こんなことが好き、得意、これはちょっと苦手だな」

自分の得意なことも苦手なこともわかり、仲間と共に協力し、助け合いながら、主体的に生活していってほしいと考えています。

異年齢遊び(保育)

年齢の幅があることで、興味関心の相違もわかり、知っていることを伝えあったり、遊んだりして、子ども同士の発想が広がります。その中で気持ちがぶつかることもあると思いますが、お互いの思いを伝え、いろいろな思いの人がいることへの理解が広がり、よりよく生きるために折り合いをつけることも学んでいきます。

また、年上児の姿を見て年下児も遊びの方法を学び、挑戦してみたい気持ち(憧れ)を持ちます。年上児も年下児のお手伝いをしたりしたり、伝えたりすることで、役立ち感が生まれ、自己効力感もはぐくまれます。

子ども達に複数の職員でかかわり、異年齢で生活し、遊び、必要な時には個にかかわり、発達を認めていくことを大切にしていきます。

友達と一緒に繰り返し体験したり、集団で活動したりできるよう、仲間、時間、空間を保障できる環境を整えていきます。

地域に親しむ

日南町に限らず、昨今近所に子どもが少なく子ども同士で遊ぶことも少なくなっています。

以前であれば家庭や地域の中で育っていた「人とかかわる力」を、自分たちから地域に出かけることや大先輩でもある地域の方々を園に迎えることで育てます。様々な人とかかわり、触れ合い、いろいろな人の思いを知る活動をしていきます。

また、日南町の産業や昔から伝わる知恵を通して、不思議と思って試したり、探求したりして歴史を知り「ふるさと日南」に誇りをもって大きくなってほしい願っています。

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にちなん十色

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鳥取県日野郡日南町霞740-1
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