令和6年度からの日南町国民健康保険の税率を改正します
≪令和6年度から国民健康保険税率を改正します≫
日南町では、国民健康保険税の算定方法における、資産割を廃止します。
国民健康保険は、病気やけがをしたとき、安心して医療を受けることができるよう加入者の皆様に収めていただく保険税などで運営しています。
今回の改正では、税負担の公平性などの観点から、資産割を廃止し、保険税の算出方法を現在の4方式(所得割・資産割・均等割・平等割)から、3方式(所得割・均等割・平等割)へ変更します。
※税率改正に伴う保険税額の増減見込みにつきましては、下記問い合わせ先までご連絡ください。
(令和5年分所得が定まっていないため、令和4年分所得に基づく試算となります。)
【国保税の算出方法変更(資産割の廃止)】
≪資産割の廃止とそれに伴う税率変更≫
資産割を廃止する主な理由
・ 利益を生まない居住用の資産にも課税されていること
・ 所得のない方や年金所得だけの方にも課税され、低所得者層の負担となっていること
・ 自身の財産として住宅を取得し、その財産に課税されるなど二重課税感が強いこと
・ 後期高齢者医療制度などほかの健康保険で資産に応じて課税する制度はなく、不均衡感があること
・ 鳥取県において、県内統一した算定方法とすることを目標としており、すでに県内市町村の過半数が3方式を取り入れていること
上記理由による資産割の廃止に伴い、保険税減少分を所得割に配分しました。
この見直しにより、所得が変わらない場合でも、保険税が増減する場合があります。加入者の皆様が安心して医療を受けられるよう、ご理解をよろしくお願いします。
(1)医療給付費分(所得割:1.10%↑、資産割:28.00%↓、均等割:0、平等割:0)
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令和5年度 |
令和6年度 |
計算方法 |
所得割 |
5.50% |
6.60% |
国保加入者の基準総所得(※1)×税率 |
資産割 |
28.00% |
廃 止 |
- |
均等割 |
20,600円 |
20,600円 |
国保加入者数 × 税額 |
平等割 |
16,600円 |
16,600円 |
1世帯につき × 税額 |
(2)介護納付金分(所得割:0.35%↑、資産割:10.70%↓、均等割:0、平等割:0)
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令和5年度 |
令和6年度 |
計算方法 |
所得割 |
2.00% |
2.35% |
2号被保険者(※2)の基準総所得(※1)×税率 |
資産割 |
10.70% |
廃 止 |
- |
均等割 |
7,400円 |
7,400円 |
国保加入者数 × 税額 |
平等割 |
7,600円 |
7,600円 |
1世帯につき × 税額 |
(3)後期高齢者支援金分(所得割:0.60%↑、資産割:15.60%↓、均等割:0、平等割:0)
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令和5年度 |
令和6年度 |
計算方法 |
所得割 |
3.10% |
3.70% |
国保加入者の基準総所得(※1)×税率 |
資産割 |
15.60% |
廃 止 |
- |
均等割 |
8,500円 |
8,500円 |
国保加入者数 × 税額 |
平等割 |
9,200円 |
9,200円 |
1世帯につき × 税額 |
※1 基準総所得額 = 前年の総所得額 - 基礎控除43万円
※2 2号被保険者は40歳から64歳までの国保加入者
≪税率改正による影響≫
令和5年度の国保加入者数や所得金額をもとにして、1人当たり(平均)の国保税の負担額を増減させない税率を設定しました。あくまで1人当たり平均の負担額であるため、今回の税率改正により、国保税額が増額する世帯もあれば減少する世帯もあります。
税率改正による影響は、世帯の国保加入者数や所得状況等によって異なります。
仮に、世帯数や世帯員の所得状況が変わらなかった場合に国保税額が増減する世帯の特徴は次の通りとなります。
『国保税額が増加する世帯の特徴』
・ 固定資産が「ない」もしくは「少ない」世帯(資産割廃止の影響があまりないため、税額の増加が想定されます)
『国保税額が減少する世帯の特徴』
・ 固定資産が「多い」世帯(資産割廃止の影響を受け、税額の減少が想定されます)
更新日:2024年01月17日