最優秀賞：青山倫大・馬場隆介（東京都足立区）

講評

豊富な木材を活かした林業の町、日南町を、木下家がたたら産業により下支えした過去を、全世界に発信できる話題性、独自性、革新性に長けたものです。地域課題にある交流人口の拡大、雇用、経済波及効果の新しいサービスとなっています。林業、木材資源、荒廃山林を大きな自立型資源として、地元企業、人材活用、観光に繋がるものです。薪ボイラーとオンドルの採用が多方面に話題を呼び、経済効果をももたらします。木育、子育て定住促進と、寺子屋の計画は日南町ならではの試みです。運営団体、施設利用団体、運営費用の想定、補助金制度の検証は現実性があります。木下家の魅力を残し、建設事業費を最小限に抑えて事業収支と維持管理に創意工夫が見られます。イメージスケッチでは、たたらばを核とした、人と資源が共生循環する仕組みが高く評価されました。