株式会社橋本屋様と「林業の労働環境改善に関する連携協定」を締結しました

令和7年10月7日、日南町役場において、株式会社橋本屋(東京都文京区)、日南町森林組合、にちなん中国山地林業アカデミーの三者による「ASPEN(混合燃料)の普及を通じた林業の労働環境の改善に関する連携協定」の調印式を行いました。
本協定は、林業従事者の健康被害リスクを低減し、安全で持続可能な作業環境を整備することを目的としたもので、ASPENの普及を通じた労働環境の改善に関する協定を結ぶのは全国初となります。
有害物質93%削減の混合燃料「ASPEN2」は、排ガス中の有害成分を大幅に低減した2ストロークエンジン用燃料で、チェンソー等の使用時に生じる臭気や刺激を抑え、作業者の健康を守る効果が期待されています。
協定では、林業アカデミーの教育・実習等でASPEN2を活用するほか、森林組合においても町内事業体や同組合での活用を通じた普及啓発や利用状況の把握を担います。
締結式では、町内でASPEN2を使用する林業事業体や、町内の取扱事業者らも加わり、ASPEN2の製造元であるスウェーデンの本社社員も参加して盛大に行われました。
町の面積の9割を森林が占める日南町では、木材生産の高度化を進めるとともに、今後は人材育成と労働環境のさらなる改善を目指し、全国のモデルとなる林業のまちを目指します。
今後も日南町では、教育現場、企業の皆さまとの連携を通じて、安全で持続可能な林業の実現と次世代の人材育成に取り組んでいきます。
更新日:2025年12月05日