独立行政法人国際協力機構(JICA)が発行する「サステナビリティボンド」への投資について

更新日:2023年06月23日

日南町は、基金の運用におけるSDGs推進のための取り組みとして、独立行政法人国際協力機構(以下「JICA」)が発行する「サステナビリティボンド」への投資を実施しました。
「サステナビリティボンド」とは、調達資金の使途がこれまでJICAが発行してきた社会的課題の解決に資すること(ソーシャル性)に加え、環境改善効果があること(グリーン性)を有する債券です。
JICAのサステナビリティボンドは、独立した第三者機関であるMoody'sより、国際資本市場協会(International Capital Market Association: ICMA)が定義するサステナビリティボンドの特性に従った債券である旨のセカンドパーティーオピニオンを付与されています。

JICAのサステナビリティボンドで調達された資金は、全額がJICAの実施する有償資金協力事業に充てられ、開発途上国の社会的課題や環境面の課題解決に貢献する出融資に活用されます。(石炭を燃料とする発電所施設の新設・改修等に関する事業への出融資を除く)

JICA債の発行は、日本政府のSDGs達成に向けた実施指針である「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」(2016年12月22日決定)において、具体的な施策の1つに位置付けられています。
「SDGs実施指針改定版」(2019年12月20日、一部改訂)においても、「環境・社会・ガバナンスの要素を考慮するESG金融やインパクトファイナンス、ソーシャルファイナンス、SDGsファイナンス等と呼ばれる経済的リターンのみならず社会貢献債としてのJICA債の発行など社会的リターンを考慮するファイナンスの拡大の加速化が、SDGs達成に向けた民間資金動員の上で重要である。」とされており、SDGs達成のために民間資金を動員するツールとして明記されています。

適切なリスク管理のもと、このような投資を通じて、社会課題の解決に資する事業、SDGsの達成に貢献する事業の一端を支えることで、持続可能な社会の形成・発展のために社会的責任を果たしていきたいと考えています。

<本債券の概要>
銘  柄 : 第73回国際協力機構債券
(格付け R&I:AA+、S&P:A+)
年  限 : 10年(2033年3月18日償還)
発行日 : 令和5年6月23日
発行額 : 総額150億円 (日南町の購入額は1億円)
利  率 : 0.681%

icon_wheel

この記事に関するお問い合わせ先

出納室

〒689-5292
鳥取県日野郡日南町霞800番地
電話 0859-82-1901/ファックス 0859-82-1390

お問い合わせフォームはこちら