【催し】狂言(文化芸術教室)へのご案内【12月8日開催】
12月8日(月曜日)、総合文化センター「さつきホール」にて文化芸術教室を開催いたします。
今回は、日本の伝統芸能である狂言の公演をお届けします。
出演するのは、狂言の名門として知られる“茂山千五郎家(しげやま せんごろうけ)”の皆様です。
伝統芸能を身近に感じていただける貴重な機会となっています。
開催日時
• 開場:13時15分
• 開演:13時45分
• 終演予定:14時45分
会場
総合文化センター さつきホール(鳥取県日野郡日南町霞745)
入場料
無料(どなたでもご鑑賞いただけます)
ご家族やお友だちとお誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください。
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
演目
【柿山伏 かきやまぶし】
出羽の羽黒山の山伏が大峰山で修行を終えて故郷に帰る途中、おなかがすいたため、道端の柿の木に登って無断で柿を食べていました。
そこへ畑主が見まわりにやってきます。腹を立てた畑主は、木の陰にかくれた山伏をからかってやろうと、わざと「あれは烏だ」「猿だ」と声に出します。
正体がばれないように山伏は、そのたびに鳴き声を真似しますが、「あれは鳶(とび)だ、鳶ならば羽を伸ばして鳴くものだが、鳴かないのなら人であろう」と言われ、とうとう畑主にのせられ鳶(とび)の鳴き真似をしながら木の上から飛びおりてしまいますが・・・。
狂言とは便利なもので、何でもあるつもりで演技をします。
そのつもりの演技が十分に発揮されている狂言の一つです。
【附子 ぶす】
山一つ向うの村まで出かける主人は、太郎冠者と次郎冠者に留守番を言いつけます。主人は二人に桶を見せ、この中には附子という毒が入っていて、その方から吹く風にあたっただけでも死んでしまう毒だから、絶対に近づかないようにと言って出かけます。
しかし、だめだと言われるとやってみたくなるのが人情。二人はこわごわ桶に近づき、中をのぞき込みます。
すると、中身は附子ではなく、おいしそうな砂糖だったのです。二人は我慢できず、つい砂糖を口にしてしまい、とうとう全部食べてしまいます。
そして、言い訳のために主人の秘蔵の掛け軸や、天目茶椀をこわして、大声で泣きながら主人を待ちます。
驚き怒る主人に、二人は訳を話すのですが・・・
一休さんの頓知ばなしとしても登場する有名な狂言です。
更新日:2025年12月02日