日本野外教育学会における日南町の事例発表について

2019年06月21日から23日にかけて、仙台大学で開催された「日本野外教育学会 第22回大会」において、本町の森林教育アドバイザーでもある森林総合研究所多摩森林科学園の井上真理子先生が日南町の森林教育に関する取り組みについて、研究発表を行いました。 本大会は、同学会が毎年開催しているもので、大学や青少年育成機関に所属する研究者と実践者を中心に約160名が参加しました。

 井上先生は、「豊かな自然環境に根ざした地域の森林教育の実践の可能性−鳥取県日南町の生涯にわたる一貫プログラム−」と題して、日南町の小学校で始まった森林教育の経緯に注目し発表を行いました。

発表内容は「日南町には、林業関係者や施設（林業現場、製材工場、木材団地、旧木下家住宅など）の存在と学校側の地域（ふるさと）学習や体験学習へのニーズがあり、林業アカデミーの開校が契機となって、地域内の連携が図られ他結果、両者を結びつけられ、森林が地域をつなぐストーリーになった。町立林業アカデミーの設立が契機となり、本格的な森林教育が始まった事例である」と報告しました。発表後も多くの方々からも質問があり、日南町の取り組みが全国的に注目された学会となりました。